無情エキセントリック
「泣きたいぜ」
放課後、俺は屋上で沈む夕日を見ながら独り言のように呟いた。
なんで俺がこんな目に会わなきゃいけないんだ。俺、女が好きなのに……いやいや!!断じてレズじゃなくて!!だって俺は男だって体が言ってるんだ。間違いない。
なのに!!!
「なんでだ~~~!」
「何が?」
俺は夕日に向かって嘆いているといつの間にか蜷川が俺の後ろに立っていて少しひねたような笑みを浮かべて俺に聞いてきた。
俺は思いっきり顔を歪めて嫌そうな顔をすると悪ふざけでゴルゴみたいな渋い顔をして「俺の後ろに立つんじゃねぇー」と渋い声で言ってみた。
蜷川は無表情で俺を見た。俺を見た。俺を見た。それはもうどう反応していいか困ってるとかではなく、本当にもう哀れんでいるかのごとく無表情で、俺を見た。俺を見た。俺をじっと見ている。うわぁ!!!止めてくれ!!!!そんなに俺を見ないでくれ!!!まるで俺が本当にかわいそうな奴みたいじゃないか!!!
俺は蜷川の無表情攻撃に大打撃を受けながら今度は蜷川をにらみつけた。
放課後、俺は屋上で沈む夕日を見ながら独り言のように呟いた。
なんで俺がこんな目に会わなきゃいけないんだ。俺、女が好きなのに……いやいや!!断じてレズじゃなくて!!だって俺は男だって体が言ってるんだ。間違いない。
なのに!!!
「なんでだ~~~!」
「何が?」
俺は夕日に向かって嘆いているといつの間にか蜷川が俺の後ろに立っていて少しひねたような笑みを浮かべて俺に聞いてきた。
俺は思いっきり顔を歪めて嫌そうな顔をすると悪ふざけでゴルゴみたいな渋い顔をして「俺の後ろに立つんじゃねぇー」と渋い声で言ってみた。
蜷川は無表情で俺を見た。俺を見た。俺を見た。それはもうどう反応していいか困ってるとかではなく、本当にもう哀れんでいるかのごとく無表情で、俺を見た。俺を見た。俺をじっと見ている。うわぁ!!!止めてくれ!!!!そんなに俺を見ないでくれ!!!まるで俺が本当にかわいそうな奴みたいじゃないか!!!
俺は蜷川の無表情攻撃に大打撃を受けながら今度は蜷川をにらみつけた。