蛍ノ唄
目を開けられないほどの眩しさに目を閉じる

(やっと外だ)

だけど、その安心も束の間

目の前には切り立った岩、そこを流れる大きな滝

ゴオオオオ…という轟音と共に滑り落ちていた

「ここ・・・どこおおお!!???」

大声で叫べばそれはかき消され

こだまする事もなく地へ墜ちる

滝つぼには、まるでこの世のものではないような風景が広がっていた
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