交差点L
バレた!?

私は急いで走り出した。

タタタタ………

階段を駆け降りる。

一階まで走ってようやく足を
止める。理科室は三階なので
もう大丈夫だろう。

私は荒れた息を整えながら
校庭まで歩く。

「お―い、花燐!」

後ろから私の名前を呼ぶ
声がする。
振り返るとそこには中学から
同じの同級生
槙田悠介(まきた ゆうすけ)
通称マキがいた。

「あ!!マキ―!部活?」
「おう、そ―よ」
「流石全国3位バスケ部は大変
だね―」
「まぁ、今は休憩中。」
「ね―聞いてよ―」

私はマキにさっきのことを
話した。


マキは私が健太のことを好きなのを知ってて、よく相談にのって
くれる。
マキは口が堅くて、
私が言ったことを絶対に誰にも
言わないから安心していつも話ができる。
マキは凄くいい奴なのだ。

< 13 / 15 >

この作品をシェア

pagetop