+ love song +
 

          大翔side


三年ぶりの家族との対面&
ちょっとした雑談を終えた今は
新しい家に向ってるとこなんだけど……


「はぁ~……」


俺は無意識の内にため息を連発してたらしい


「お前、んなに溜め息着いてたら
幸せ逃げんぞ?笑」


と若干呆れたような笑い方で俺に声をかけて来んのは俺の兄貴。

……ったく
誰のせいだと思ってんだっ
っつう念と一緒に思いっ切り兄貴を睨み付ける。


「んな怖ぇ顔すんなよ 笑
決まっちまったもんはしょうがねぇだろ。」


と質の悪るい笑顔を向けてくる。

ムカつくーっ!
と心の中で叫びまくっていると
“なぁ、大翔”とまた兄貴が声をかけてきた。



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