+ love song +
 

          爽歌side


一方その頃私はというと


ぽすっ―…

と私は何故かぶつかった相手の
腕の中にいた。


「おっと危ない
……大丈夫か?」


と相手は女子とかが大好きそうな容姿で属にいう王子様みたいな感じの人で
キラキラ☆スマイル(?)を私に向けてきた。


『あ…はい。
すみません。』


と私はその人のスマイル(?)にも特に反応もせず無表情で答える。


「見ない顔だな。
お前が今度来るって言う転校生か?」


『えと、貴方が言っている転校生かは分かりませんが……

一応私も、私の弟も明後日からココに転校する事になりました。』


「ふ~ん…(多分コイツだな)
そうなのか」


『はい。

……というかもう離してもらえませんか。』


「あ?
あぁ~すまん。つい」


『いえ。』


「にしてもお前、
身体柔らかいな。
抱き心地が良かった。」


と変な笑みを向けていってきた。


『セクハラですか…?』


「人聞き悪い事言うな。」


『フッ…まぁいいや
一応ありがとうございました。

……それじゃ』


そう挨拶をすると私は三人のもとへと走った。


「じゃあな……

“鈴野 爽歌”さん。」ニッ


と、片方の口角を上げながら
こちらを見つめていた事にも気付かずに。



.



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