+ love song +


『うん。
と言うかなんでネクタイの色?
学年で違がったりするの?』


「あぁ、説明してなかったな。

この学園では一年生は薄緑、
二年生は青で三年生は爽歌が言ってた黒に近い灰色のネクタイで分けてあんだ」


『じゃあ私がさっき会った人は
三年生って事か。』


「そゆ事。
どれか色変えねぇと何年かとか分かんなくなるしな。

うちの学園は好きに制服崩したりしていいが
ネクタイはどこかしらに付けとけって言う風になってる。」


「随分とラフな学校なんだな。」


と、大翔が苦笑する。


「まぁな。
制服なんて一応着とけば良いだろそれに直させたところで
もうやらないっつうわけでも無いだろ?」


『まぁ確かに。』


「それに俺だって理事長だけど
着くずしてるし髪も染めてるしピアスだってしてる。

俺がこんななのに他の連中はダメってのも可笑しな話だろ」笑


と、少しおどけながら言う兄さんに軽く微笑む。


『相変わらずだね。』


「まぁな。」ニッ


と、兄さんも微笑み返す。



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