+ love song +



「おぉ~!
久しぶりだな!
元気だったか?」


と満面の笑みの父さん。


「まぁな。
親父も元気そうだな。」


と言葉を交わし合う。
すると、いきなり兄さんはこちらを見つめ近寄ってき


「久しぶりだな。
爽歌。」


『どうも。

…………!?』


と私が返事(?)をするのと同時に兄さんがいきなり私を抱き締めてきた。


「会いたかったぞ。
三年逢わない内に変わったな

ますます手放したくな…」


と兄さんが何かを言い終わる前にいきなり何者かに剥がされ、また抱き寄せられた。


「な~に
白昼堂々と爽歌口説こうとしてんだよ。

兄貴」


「ちっ(…邪魔が入った。)

お前居たのか。」


「居たのかじゃねぇよ!

さっき普通に俺の名前読んでたろが!」


「んなことは知らん。

さっさと爽歌を返せ。」


「返せじゃねぇよ!

つかお前のじゃねぇだろが!」


……また始まった……。


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