+ love song +
二人はまだ言い合いをしている。
大翔と兄さん二人は実の兄弟同士なのにどうしてこうも仲が悪いのだろうか?;;
『三年経っても変わるのは
見た目だけなのね。』
あははと呆れ返っていても
二人の言い合いが収まる気配はない。
かと言って父さんに視線を向けても
「いいねぇ~
青春だねぇ~」
と意味の分からない事を言ってるだけだし;;
だから結果的にこの二人を止めるのは私になってしまう。
『はい。
スト~~ップ』
と大翔に抱き寄せられたままで二人に聞こえるように言う。
そして二人とも同時に静かになる。
『……大翔離して。
ちょっと苦しい;;』
と、上にある大翔と兄さんの顔を見上げる
そして無意識に上目遣いになる。
「「……//!?」
あ、あぁ、ごめん//」
と、大翔が顔を真っ赤にしつつも少し名残惜しそうに私を離す。
『??
顔赤いけどどうかした?』
と少し心配そうな瞳で見つめると
「全然全っ然大丈夫だから!//」
と言い目線を逸らされた。
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