たとえ神様に嫌われても
「さ…くらッ」

「か…っな」


真っ赤な彼の手が
あたしの頬に触れた



「幸せになれよ…」


それが彼の最後の言葉




彼は


あたしをかばって亡くなった




あたしのせいで亡くなったんだ



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