愛しの姫の攻略方法
★蓮side★
放課後……
俺は憐に
“図書委員の仕事”
とか言って、一緒に帰ろうと思ってたのに…
「憐~
一緒に帰ろうぜっ
家も隣なんだしっ♪」
クソ。
先を越された。
あの、崎本ヤローに。
「あ~…
でも、図書委員の仕事あるんじゃないかなぁ?」
憐は、崎本にそう言った。
ザマーミロ、崎本!
バーカ、バーカ!(←小学生かっ‼by作者)
「そ。
今日は図書委員の仕事あるから。
つか毎日あるから。」
俺は、憐と崎本の会話に割って入った。
「んじゃ、俺、待っとくわ♪」
「や、もう…
超時間かかるから。
待ってたら日がくれるから。」
俺は、崎本にそう言った。
「いいよ。
何時間でも待つって。」
「でも憐は俺と一緒に帰るから。」
俺がそう言うと、崎本は少し黙った。