愛しの姫の攻略方法
そして、祭り当日……(←おいおい。来週のはずが…。作者飛ばしすぎだろ。)
「…」
「…」
俺は、こう見えて時間は守る男だ。
…だから、待ち合わせ場所には10分前に来ていた。
んで、その次に来たのは…
「さっすが、蓮っ!
私服もオシャレだなぁーっ」
そう、この…
いっつもニヤニヤしてる、愛想笑男。
=崎本のこと。
「きゃーーッ」
「ねぇねぇ、あそこの二人、超カッコ良くない?」
「本当!!
アイドルみたい!!」
祭りに来ている女は、皆こっちを見て騒ぎ出す。
俺がイケメンだからって騒ぐんじゃねえよ。
うるせえなぁ。
「蓮ってやっぱモテるんだなぁ。」
「あぁ?
当たり前だろ。
この俺がモテないんなら誰がモテるんだよ?」
つか、崎本だってモテるんじゃねぇのか?
女子にもニヤニヤと愛想笑いするし。
俺には絶対できねえな。
つかしたくねえ。
俺が女子と話すこともそんなにねえのに。
話すのは…憐くらいだ。