愛しの姫の攻略方法
「教えて~!
教えてよ~!」
憐はしつこく聞いてくる。
百優は、隣で黙ってケータイ見てる。
多分百優にはバレてんな~。
「…告白されたの!?
もしかして、キ…キスとか!?」
「ブーっ!」
あたしは、口に含んでいたお茶をふいた。
「ゴホッゴホッ」
そして蒸せた。
「え、その反応…
もしかし「違う!違うから!」
そんな、憐と逢沢とは違うっつのー。
レベル高いなぁ。
あたしなんて…
「ただ、喋っただけだよ。
久々に喋ったから、ちょっと嬉しくてさっ////」
「かっ…
可愛い~夏海!」
はぁー?
「可愛くなんかないし!
もーっ!
バカにしないでよっ!」
バカだけど。
超がつくほどバカだけど。