愛しの姫の攻略方法
♥憐side♥
静まり返った視聴覚室で、あたしと連は二人きりでいる。
「…あのさ、憐。」
蓮は、あたしの背中と腕を壁に押しつけた。
蓮に押さえられてる腕が…
熱いよ。
…ってか、蓮の顔が近すぎて、ドキドキが止まらない。
「俺のこと、どう思ってるわけ?」
「ど、どうって…?」
どうって言われても…。
前もその質問された。
分かんないんだもん。
自分でも。
「俺は…憐が好きだ。」
蓮…。
知ってるよ。
蓮があたしのこと想ってくれてること。
届いてるよ、蓮の気持ち。
届いてる…
「あ、あたしは…」