愛しの姫の攻略方法


「何やってんだ?
オマエ。」


俺は、後ろから宮前に話しかけた。


「うわ!
逢沢っ!」


うわって…

反応酷くね?


「こけてんじゃねえよ。
朝から恥ずかしいやつ。」


「こ、これは転けたんじゃないし!
…つまづいただけ!」


一緒だろ。

つかあれは確実こけてた。


「…てか、離れてくれない?」


「は?なんで?」


え、俺そこまで嫌われてんの?

それって、悲しいどころじゃねえぞ。


「いや、逢沢の近くにいたら…
女子になんか言われそうだもん。」


あー。

なるほど。


「悪いな。
俺がイケメンなばっかりに。」


「自分で言うな!
つか絶対悪いと思ってないでしょ。」


ナイスツッコミ。

いや、俺別にボケ役じゃねえんだけどさ。



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