愛しの姫の攻略方法
帰り道…
「そういえば昨日さ、逢沢…来た道戻って帰ったよね?
…あれって、送ってくれたの?」
バレてる。
送るとか言うの恥ずいから黙ってたのに。
「別に…宮前のためじゃねえし。
ちょっと寄り道したかっただけ。」
うわ。
なんだこの嘘。
言い訳くさ。
カッコ悪。
「…ありがとね。」
「…っ////」
ヤバイ、宮前が可愛すぎる。
ダメだ。
今絶対顔にやけてる。
「…てか今日も送ってもらっちゃった。」
「宮前一人だったらなんか危なっかしいから。」
道迷ったりしてるの想像できる。
「…失礼な。」
「ははっ!
悪い悪い。怒るなって。」
「…ははは!
じゃあね、また明日。」
そう言って、宮前は手を降った。
「おぅ。」
俺はまた来た道戻って、家に帰った。