アイツと私の婚約ドタバタ生活
「どのくらい…かかる?」

「すぐ済む。お前は家帰っとけ。後でコイツ送るから」

「よろしく」

え?おいてくの?この状況で俺を置いてくの?

俺をおいてスタスタと歩いていく。

「ちょ…千景!?」

「後で迎えに来るね」

「えぇ!?」

この状況で本当においてくの!?超怖いよ!!こいつ怖いよ!!

「…本当に…おいていきやがった」

俺はその場にうなだれる

「さっ、縫うぞ」

「え?麻酔なし?」

それって…痛いのでは…?

怪しい足取りでこちらに近づいてくる渉




俺の悲鳴が病院に響いたのは言うまでもない




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