太陽の下、ビー玉の色。
へぇ…。


あはは…。


私は取り乱すとかそんなんじゃなくて
ただ冷静に現実を見た。


だって…。


陽が来ないなんておかしいもん。


私は知ってた。


昨日の指の震えが
寒さだけのせいじゃないことを。


通りすがりの人の話を聞きながらも聞かないふりを続けたのを。


「春香…?」


春香「うん…?」


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