雨にうつる涙
「明日ぁ‥、聞いてみれば?」
「はっ? えっ、無理無理無理無理i‥‥絶対無理!!」
そう、
体全身使って、横に振る
ちょっ‥ちょいと
咲弥さぁん
「そんな、全否定しなくても‥」
「だって、無理なものは、無理なんだもんよぉ(泣)」
なんて、
いいながら目から大粒の涙を流した
少しして、
落ち着いた咲弥は
「はぁ。‥‥帰ろっか、」
私の方を振り向いてニッと笑顔を見せた
「もう、大丈夫なの?」
「‥‥んっ」
そう、コクリと頷いた
ゆっくりと歩き始めると
咲弥が静かに口を開く
「明日ぁ‥‥‥‥聞いてみるよ」
「ふふふっ」
“頑張れ”
そう、心で呟いた