この空の下で
それから何日かたって私はあることを実行することにした。
それには桜と先生の協力が必要。
でもまだ美穂は先生に話してないって言ってたから
どうしようかな、と一人で外を眺めていると
「おっ、ひかる!!何してんだーこんなとこで??」
「あぁ溝口先生。」
「何それ、冷たくない??」
「いや、何でもないですよ。しばらくしたら先生も知ることになるんで。」
「その言い方気になるなー、ひかる何か悩んでるだろ。わかりやすすぎ(笑)んま、いいや。話したくなかったら聞かないから。じゃあな、早く帰れよ!!」
先生がゆっくり私の頭を撫でて職員室に戻って行くのを見て
「先生っ。」
「ん??」
「誰にも言わないでくれますか…??」
「もちろんだよ。」
「あのね、美穂が春に岩手に引っ越すの。私いつも美穂に助けてもらってばっかりで何もしてあげれてないから…何かできないかなって。でね、あっちに行っても思い出せるようにアルバムを作ろうと思って。」
「そうゆうことかー。美穂がいなくなるのは寂しいなっ。でもなひかる、お前何もできてないって言うが美穂は感謝してると思うよ。合唱コンとかでもな。」
「そうかな。ならいいんだけど…。先生、アルバム作り手伝ってくれませんか??あっ、いや忙しかったらいいんですが、。」
「いいけど…」
溝口先生は微妙な返事をして外を眺めて黙り込んでしまった。
私はやっぱり忙しいのに無理してくれてるのかな、、
とか思って謝った。