この空の下で



いつも通りの毎日が始まる。
でも変わったことが1つだけある。

あれからさくらと香菜子は私を避けるかのように
二人で遊んだり話したり。

私は学校ではいつもひとり。
相変わらずいじめは絶えない。
それでも誰にも言えない。もちろん美穂にも。
美穂は絶対心配してくれる。
多分溝口先生にも伝わるだろう。
それだけは嫌だった。
もう関わっちゃいけない。


ある日私の下駄箱に1通の手紙が入っていた。
そこには
゛溝口 生徒と禁断の恋!君たちの行動はいつでも学校にばらしてあげる!どうなるかわかってるよね?″
と書いてあった。
きっと香菜子達の嫌がらせだろう。
でもこれは誰にもバレてはいけない。
ばれたら溝口先生はやめることになる。私のせいで。
そんなのは絶対いや。


誰かに見張られてるかもしれない。
だからなにがあっても溝口先生には近づけない。





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