★短編★鉄の扉
いよいよワシ等は
終わりじゃって
ゴンタ爺ちゃんが言うと
うろうろしていた太郎も騒いでいた抹茶も大人しく座って。
僕は死にたくないよって爺ちゃんに言ったけど
爺ちゃんは
【しかたのないこと】と言って目を伏せた。
抹茶は涙を浮かべていた。
太郎も伏せた状態で小さく鳴いて
爺ちゃんの言う
【しかたのない事】は、僕にはわからない。
どうしたって信じられないんだ。
ついこの前まで
幸せに暮らしていたのに
僕はまだ生きていたいのに
何故?
なんで僕は、僕等は生きていたら駄目なんだ?
終わりじゃって
ゴンタ爺ちゃんが言うと
うろうろしていた太郎も騒いでいた抹茶も大人しく座って。
僕は死にたくないよって爺ちゃんに言ったけど
爺ちゃんは
【しかたのないこと】と言って目を伏せた。
抹茶は涙を浮かべていた。
太郎も伏せた状態で小さく鳴いて
爺ちゃんの言う
【しかたのない事】は、僕にはわからない。
どうしたって信じられないんだ。
ついこの前まで
幸せに暮らしていたのに
僕はまだ生きていたいのに
何故?
なんで僕は、僕等は生きていたら駄目なんだ?