★短編★鉄の扉
その日は
どんなに待っても
マイちゃんも
パパさんも
ママさんも
帰ってこなかった。

どのくらいの時間
玄関で待ったか分からないけど

パパさんの車の音がして
やっとドアが開いた時

待っていたマイちゃんの姿はなく


泣いているママさんを
パパさんが支えて
入って来た。


パパさんとママさんが奥の部屋に入ると
ママさんの悲鳴のような泣き声が
お家に響いて
僕はよくわからなかったけど
物凄く悲しくなった
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