変わらない夕焼け
俺が幼なじみの家に行くのに通った道。
何年前のことだったか…
幼なじみとは
中学卒業以来あっていない
家も近いし、母いわく1歳の頃から一緒に遊んでいたらしい
覚えてないけど。
会おうと思えばいつでも会えた
それでも会わなかったのは
お互い成長してなんだか照れ臭くなったからだと思う
でも俺は、あいつのことが好きだった
高校生のうちもしばらく。
まぁ、だんだんと気持ちは薄れていって
今はもうなんとも思ってない…
というか
会っていないのだから
あいつが今どんなんなのかとか
わかんないし。
思いようが無いじゃん。
未練がましいのも嫌だし
帰ってからも特に用事はないから少し寄り道をして帰ろうと思い
その道へと足をすすめた
久々に通るなぁ…
この細い道を抜ければ
広い道に出て
そこを右に曲がれば
幼なじみの家がある
ちなみに俺の家は
幼なじみの家のもう少し先を右に曲がるとある
つまりはさっきの道のが
近道ではあるんだけど