愛してるを君に…


あたしの顔の近くには
近藤の顔。

でも唇は触れちゃいない。
あたしが拒んだから。

奴のファンがいたら
もったいない!
と言うに違いない。

「あっ・・・たしは・・・近藤なんて大嫌いなの!!!!」
そう言ってあたしは家まで
走った。

何で
何で
何で―――?

拒めて嬉しいはずなのに、
何でだろう?

目から出てるこの雫は何・・・?


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