愛してるを君に…
「はい、出ていいですよーっ」
先生が部屋の扉を開ける。
急に光が目に入って眩しい。
「先生!」
近藤が叫ぶ。
「頭が痛いので保健室行ってもいいですか?」
「はい、どーぞ」
さっきまで元気そうだったくせに。
「付き添いに加藤さんを着けていいですか?」
――???!
「いいですよ。」
先生がそう応答すると、近藤はあたしの腕を掴んで
「行くぞ」
と言った。
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