愛してるを君に…
掴まれてる腕から近藤の体温を感じる。
何故だか意識しちゃう。

「ちょっ!!ちょっと!
そっちは保健室じゃないじゃんか!」
「馬鹿か。誰が本当に行くっつたよ。」
にやっと口角を上げる近藤。
それとは逆に下がるあたし。

「冗談やめてよ!授業さぼるなんて!」
どんだけ言っても、
無視、
無視、
無視。

もう途中からは諦めて黙って近藤について行った。
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