Je suis amoureuse de toi!俺は貴男に恋してる!
ガラガラ
保健室の扉を開ければ消毒液の臭いがして鼻がツーンとする
この臭いはあまり
好きじゃないな……
「せんせー」
「あら、ラールドくんどうしたの?」
目の前には眼鏡をかけて白衣を着た四十代くらいの女性が座っていた。
「頭痛」
「風邪かしら。熱計ってみようか」
そぅ言って先生は
立ち上がりラールドに体温計を渡した
「…ん」
「はい、ここ座って。音が鳴ったら教えてね」
「Oui(はい)」
数分後
ピピピ ピピピ
「鳴った」
そぅ言ってラールドは先生に体温計を渡した
「うーん、熱はないわね。どぅする?帰る?」
「…」
”次の授業までには戻ってこいよー!”
「ラールドくんまだ日本に来て間もないし。無理しない方がいいと思うけど」
「…帰ろうかな」