Je suis amoureuse de toi!俺は貴男に恋してる!


男にキス?


や…待てよ

相手は外国人だ。
頬にキスなんて挨拶みたいなもんだろ?


そうだ。
きっと、あいつだって深い意味なんてなかっただろ。



そうだ。気にする事なんて何もない。



…ないのに




妙に頬が熱い。
心臓もバクバクいってる。




「んー…。風邪でもひいたか俺。」


額に手を当ててみるが
熱はない。




「どうしちまったんだ俺……………って、ん?」


何だあれ



フッと床になにやら
落ちていた。


琉架はそれを拾い上げて見てみると…



「写真?」



その写真には
長いクリーム色の髪に
パッチリとした青い瞳をした綺麗な女性が写っていた。



もしかして…
これ、あいつが落としていったのか?



誰だろう。もしかして彼女?まぁ、あれだけの容姿だし、いてもおかしくはないか…。




何だろ。この感じ…。
この寂しいような。とても嫌な感じは…。
ここ(心)がモヤモヤする。





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