Je suis amoureuse de toi!俺は貴男に恋してる!
「おめー坊ちゃんと知り合いかぁ?」
ラールドが坊ちゃん?!
つか、ラールドだよな?目の前には確かに先ほど俺の家で美味しそうにホットケーキを頬張っていたラールドだ。
違うと言えば服装くらい。ブレザーから黒い浴衣に変わっていた。
黒い浴衣が白い肌を引き立てめちゃくちゃ色っぽい…………って!何考えてんだ俺!
「はぁ…Bonjour」
ラールドは一瞬困ったような顔をしたがすぐに微笑むように言った。
「あ、ども」
「ヤマト」
「へいっ坊ちゃん!何でしょう」
ちょい悪オヤジは
ヤマトって言うんだ…。
「お前の隣にいるの、俺の部屋に通しといて」
「やっしかし、坊ちゃんこいつはっ」
「通しといて?」
「…………へい」
凄い。
睨んでるとか叫んだわけでもないのにラールドの気迫は普通じゃなかった。
。