うんこたれぞうの大冒険
たれぞうの話を聞いたオオカミは考えていた。


ウサギがみんなを先導していやがらせなんかするはずがない・・・

万が一ウサギがみんなに声をかけたとしてもみんなもやらないだろうし「着信あったんですけど・・・」って電話するのはいやがらせってほどのことでもないし・・・

誰かが電話して、たれぞうやハムスターの番号で着信を残しているとも考えられない・・・

てか、やる意味ないし・・・

かといって、たれぞうがウソをつくメリットもないし・・・

現実的に考えよう・・・たれぞうとハムスターの携帯を操作して電話をかけれるヤツ・・・

たれぞうとハムスター以外いないよな・・・

たれぞうがウソを言ってないとすると・・・

ハムスターしかいないよな・・・

だが、なぜ?

ハムスターがそんなことをする意味もメリットも不明である。

オオカミはたれぞうに連絡した。

オオカミ「キミ、普段は携帯にロックかけてる?」

たれぞう「いえ、かけてませんが」

オオカミ「じゃあさ、ロックかけてみてよ。それで電話の件が無くなったらハムスターが電話してるってことだと思うよ」

たれぞう「それは無いですよwやる意味ないじゃないですかw」

オオカミ「たしかに意味はわかんないけどね。出来ることだけ考えてくとそうなっちゃうんだよ。オレは自分で見たものしか信じないけどキミがウソついてるとも思ってないし、そうやって考えていくとねハムスターがやってるとしか考えられないんだよね・・・」

たれぞう「わかりました。でも違うと思いますよ」

オオカミ「うん、オレも違うと思うけど一応ね」

オオカミはこの時95%くらいの割合でハムスターの仕業ではないかと考えていた。

あとの5%は動機が見つからないから100%に持って行けないでいたのだ。


意味のわからない電話の事件。

オオカミが言うようにハムスターが仕組んだことなのか?

それとも他の誰かがやっているのか?

つづく
< 10 / 50 >

この作品をシェア

pagetop