うんこたれぞうの大冒険
たれぞうが電話に出るとオオカミはすぐに話し始めた。

オオカミ「さっき起きて携帯見たら知らない番号から着信あったから、もしや?と思って連絡したんだけど09079****4*って君の彼女の番号じゃない?」

たれぞう「…ハムスターの番号です…」

オオカミ「オレにもかかってきたよ。今度会ったときに見せるよ。自分に着信あって確信したけど、やっぱりハムスターが電話してるんじゃないかな?」

たれぞう「本当に電話してないんです。ボクもずっと一緒にいますし、電話してないですよ!」

オオカミ「いや、君がウソついてるとは思ってないけど、いくらずっと一緒にいるって言っても隠れて携帯の発信ボタン押すくらい出来ると思うよ。オレなら出来るし。会話しないで着信残すだけだからね…」

たれぞう「でも、やる意味無いじゃないですか!」

オオカミ「うん、やる意味はわからないけど、実際着信来てるからね。普通に考えたらハムスターがやってるよね」

オオカミ「とりあえずハムスター疑われるのがイヤなら発信履歴の明細もらってきて見せるとかしてくれないとね」

たれぞう「わかりました。でもオオカミさんに相談したとたんにオオカミさんにも着信あるなんておかしいですね…ボクがオオカミさんに相談したこと知ってる人がやってると思うんですよ」

オオカミ「うん、でもハムスターも知ってるんでしょ?」

たれぞう「はい、知ってますけど…」

あくまでもハムスターをかばうたれぞう。
疑いが確信に変わったオオカミ。

謎は解明されるのか?


つづく
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