光の姫は誰を選ぶ
「ヒカリ。こっちです」
「うわっ」
フウタ君はスッと瞑っていた目を開けたと思うとあたしの手を強く引っ張った。
突然のことで女の子らしからぬ声を出してしまう。
こういうのもいつもの事だけどもう少し女の子っぽい言動にしたいよね。
フウタ君に引っ張られ走りながら呑気な事を考えていた。
「ヒカリ、あそこです」
いつの間にかフウタ君があたしを引っ張る力は弱まり足を止めた。
「ここに誰かいるってこと?」
中にいる人物はあたし達に気づいてないのかあるいは気づいててわざと続けてるのかは定かではないがピアノの音はここから強く聞こえた。
「中にいる人が敵じゃなければいいのですが…
ヒカリ。二人分のバリアって作れますか? 出来れば普通の人に見えないものがいいんだけど」
「やったことはないけど、やってみる!」
あたしは目を閉じて自分の力に集中する。集中しながら身体に防御壁を身に纏うようなイメージを作る。
するとポウッと身体に暖かい感覚がした。
よし。これで一人は終わり。
これをフウタ君にも作って…
一度フウタ君を見つめるとフウタ君に向かって手をかざす。
あたしの掌にはバリアの源が出来ていてそれをフウタ君に向かって放った。
「ふぅ。
フウタ君。なんか暖かい感覚がない? 今回は丸いバリアじゃなくて身に纏うようなものにしたから普通のものよりかは動きやすいと思う」
それにこれだと目には見えないしね。
イメージ的だと身体に薄い透明の膜をはったような感じだ。
「うわっ」
フウタ君はスッと瞑っていた目を開けたと思うとあたしの手を強く引っ張った。
突然のことで女の子らしからぬ声を出してしまう。
こういうのもいつもの事だけどもう少し女の子っぽい言動にしたいよね。
フウタ君に引っ張られ走りながら呑気な事を考えていた。
「ヒカリ、あそこです」
いつの間にかフウタ君があたしを引っ張る力は弱まり足を止めた。
「ここに誰かいるってこと?」
中にいる人物はあたし達に気づいてないのかあるいは気づいててわざと続けてるのかは定かではないがピアノの音はここから強く聞こえた。
「中にいる人が敵じゃなければいいのですが…
ヒカリ。二人分のバリアって作れますか? 出来れば普通の人に見えないものがいいんだけど」
「やったことはないけど、やってみる!」
あたしは目を閉じて自分の力に集中する。集中しながら身体に防御壁を身に纏うようなイメージを作る。
するとポウッと身体に暖かい感覚がした。
よし。これで一人は終わり。
これをフウタ君にも作って…
一度フウタ君を見つめるとフウタ君に向かって手をかざす。
あたしの掌にはバリアの源が出来ていてそれをフウタ君に向かって放った。
「ふぅ。
フウタ君。なんか暖かい感覚がない? 今回は丸いバリアじゃなくて身に纏うようなものにしたから普通のものよりかは動きやすいと思う」
それにこれだと目には見えないしね。
イメージ的だと身体に薄い透明の膜をはったような感じだ。