記憶の中で…
隣の部屋で布団に潜った。疲れてるからすぐに眠れると思ってたのに、眠れない。
写真の事で神経が高ぶってしまったから?
寝ようと思えば思う程、目が冴えてしまう。ケータイで時間を確認すると、もう1時だった。
ブーブー…
いきなりバイブが鳴ってびっくりした。
こんな時間に誰?
送り主は…ナツキ?
私…アドレスなんか教えたっけ?
ケータイを開いてメールを確認した。
《まだ起きてる?寝れないならこっち来てもいいよ。》
《襲わない?》
《信用ねえな。もういいよ。》
やだ、怒った?
慌てて布団から出ると、ナツキの部屋を遠慮がちにノックした。