空っぽなマッチ箱。
読み終わった『早紀』は。
「うぇっ・・ ふ・・・っ。
修、二・・」
泣いていた。
紙の内容は知らないが。
「早紀・・」
「もうっ・・、知ってるよっ・・。
ぐすっ、あたしも、同じ・・だから」
「うん」
「・・・っ」
「うぇっ・・ ふ・・・っ。
修、二・・」
泣いていた。
紙の内容は知らないが。
「早紀・・」
「もうっ・・、知ってるよっ・・。
ぐすっ、あたしも、同じ・・だから」
「うん」
「・・・っ」