空っぽなマッチ箱。
「なっ、私美術部員
だってば!」


「だからだろうが!」


――――――


これだけ書くと喧嘩腰だが、
実際2人は始終笑顔だった。


私は、恋仲である2人がすきだった。


だから、『早紀』が私を褒めてくれたのは
至極嬉しかった。
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