ただ一人の魔法使い
研究室
ゴゥン…
機会が起動する様な音
『……ん………』
…ぁ……れ……
私…?
目覚めると、回りは機会だらけの大きなホール
そのど真ん中に、私は居た
…昔、研究所に居た頃を思い出して、思わず身震いした
『…何で……こんな所に……』
…確か…
夜斗君に呼ばれて…
それで…氷の針に刺さって…
それで……
『……!!!……』
私、眠っちゃって…
[…お目覚めかな…?]
『だ……誰!?』
突如聞こえた、男の人の声
その声は、このホール中に響き渡った