ただ一人の魔法使い



?「…そんなんじゃ壊れたりしないよ。」クスクスッ…



『…今度は誰……?』



背後から聞こえた、笑い声



振り返ると…



?「初めまして、お姉ちゃん。僕の名前は、X-94Bって言います。お姉ちゃんのお世話役になりました。」



いつの間に居たのか


クリーム色の髪の毛、瞳をした幼い男の子が立っていた



『……X…-94B…?』



X「そうだよ。……お姉ちゃんの名前は?」



可愛く首を傾げる男の子



『……魅衣だよ。新川 魅衣…』



X「…じゃあ、魅衣お姉ちゃんだね!これからよろしくね!魅衣お姉ちゃんっ」



『え…っと……よ…よろしく…ね…?』



何故か疑問形の私



…まぁ、ここでよろしくされてもなぁ…





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