ただ一人の魔法使い



『……じゃあ、ユラン君にお願い事っ』



ユ「この部屋から出る事以外のお願いだったらいいよ?」



…そこはちゃんと押さえるんだね…



ユラン君の(ある意味)鋭い所にまたもや感心した



だけど…



『……出ちゃダメ…?』



ここで、めげてられない



ユ「魅衣お姉ちゃんをこの部屋から出すと、科学者の人に怒られちゃうから…」



『……ん〜……じゃあ、私のお願いで、此処から出してくれるってお願いを聞いてくれたら……今度は私がユラン君のお願い事を叶えてあげるっ!』



私の言葉に、目を輝かせ始めたユラン君



…可愛い



ユ「僕のお願い事!?お姉ちゃん、叶えてくれるの!?」



『出来る限りならいいよ?』



魔法が使えるから、大体の事は叶えられると思うけど…






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