ただ一人の魔法使い
『…ユラン君…それ、どうい…
ユ「魅衣お姉ちゃんには、この部屋を出たら行って欲しい場所があるんだ。……いいかなぁ…?」』
凄く真剣な…
…それと、悲しさも混じった表情に
『……わかった。』
ただ、頷くしかなかった
ユ「じゃあ…魅衣お姉ちゃんのお願い事…お外に出よう!」
サラサラッ…
『わっ……』
手が先が段々と砂状になっていく…
ユ「ちょっと…目をつぶってた方がいいかも…」
『…そうする。』
ユラン君の言う通り、目を思いっきりつぶった
手とか腕がどんどん無くなってるのを見てるのは…
…気が引けるな…
ユ「10秒でお外にでられるよ。」
『わかった。』
…数えてよ