ただ一人の魔法使い



固鍵破り



どんな鍵…セキュリティーでも



解いてしまう魔法



〔…セキュリティー.ロック.解除〕



ガチャンッ…ガコンッ…



機会の重々しい音



〔解除.完了〕



ドアがいとも簡単に開かれた



ユ「……魔法って凄いね。凄いって事は知ってつもりだったんだけど…ここのセキュリティーを簡単に解いちゃった…」



ユラン君が目を見開いて



…目を輝かせていた



『そ……そうかな……』



何だか…嬉しいな…



褒めて貰ったのは、魔法特殊能力の方だけど…



ユ「……じゃあ、入ろう?」



『……うん。』



部屋の中に足を踏み入れると…



ゾクッ…



『…………?』



一瞬だけ



氷の様な冷たさが、肌を感じた



……けど



『……(気の性かな…?)』



あまりにも一瞬だったから、気にしなかった















?「…………」



後ろから私達を見ている



鋭い視線にも‐‐―――――






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