ただ一人の魔法使い
サラサラッ…
『!?!!なッ……』
私の手に巻き付く
黒い粉
……否
ユラン君の能力で粉末化されてる……
黒い、合金手錠
『……
《破壊》』
バリイィ―ィンッッ!!…
砕け散る合金手錠
『……ユラン……君…?』
ユ「……お姉ちゃん…には…この人形達の失敗作に……命を……与えて…」
目に涙を溜めるユラン君
ユ「……僕の…お願い……叶える……ためには……」
サラサラッ…
また粉に成りはじめる
私の手
ユ「……魅衣お姉ちゃんの能力が必要なんだ……ッッ!!」
『ゆ……らん……君…』
サラサラッ…
体が粉末化されていく