ただ一人の魔法使い



夜「X-94Bの他にも、……見ただろう?あの部屋に佇む人形を…」



『……あの…部屋…?』



夜「…さっきX-94Bと行った部屋。」



ユラン君と行った部屋、、、



…水槽があった部屋…?



『…も…しかして……水槽の中で光ってたのって…』



夜「それが人形だよ。…科学特殊能力者の単細胞の固まり、そして……




科学特殊能力者のパートナーに成れなかった失敗作。または決壊品。」



『パートナー…!?』



パートナーって…



フーちゃん…ライン君…リュラちゃんと…同じ…



夜「パートナーは、科学特殊能力者の主の細胞から生まれる。でも、失敗作や決壊品は脳や細胞が正常に作動せず、動けない。だけど………君の魔法特殊能力があれば……そんな問題は全て吹き飛ばせる。」



じゃあ…


私の魔法があれば…



ユラン君も…



死なずにすむ?






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