ただ一人の魔法使い
再会
―――――……
[能力摂取だ、始めろ]
『…………』
あれから数日がたった
私は変わらず機会が大量の部屋に、手錠やらなんやらを付けられて閉じ込められっぱなし
ユラン君も、変わらず一緒
…変わったのが
ユ「…魅衣…お姉ちゃん…」
『…平気平気っ』
厄名の言う
'能力摂取'が始まった事
私の頭や腕、足に機会のチューブの様な物が取り付けられる
[機会、起動だ。]
ゴウンッ…と聞いた事のある機会音
『…!……ッッ…ク……』
それと同時に、体中に走る
激痛
『…ゥッ……クァッ……グッ…ッッ』
必死に堪えている時間が、とても長く感じられる