ただ一人の魔法使い
『私は本当に大丈夫だから。ユラン君は笑ってる方がいいよ。…ね?』
ユ「大丈夫…じゃなくって……本当は…凄く痛いでしょ……?」
『痛くない痛くない!全然平気っ』
…って本当はかなり痛いけど…
ユラン君…これ以上不安にさせたくない
ユ「魅衣お姉ちゃん…嘘つかないで……能力摂取は体から全部の能力を取り出す訳じゃないから死んじゃったりはしないけど……負担が一杯かかるのは変わらないもん……」
す…鋭い…
『…とにかく、私の事は気にしない!ね!』
ユ「……………」
何だかふに落ちない様な
悲しい表情のユラン君