ただ一人の魔法使い



『……ユラン君、ちょっとお昼寝しよっか。』



ユ「……そうだね。」



寝る時は、夜斗君が置いてってくれた毛布があるから、それにユランと一緒に包まって寝る



『……おやすみ。』



ユ「おやすみなさい…」



毛布に潜り込み、目を閉じかけた



…………と



……ギシィ…



『……え……?』



突如、何かが軋む音がした



……気の性かな…、と思って再び目を閉じようとすると――――――――――



…ズドオオォォンッ…



ユ「……………」



『な……何ッ!?』



…明らかに気の性ではない



破壊音






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