ただ一人の魔法使い
『…じゃあ、厄名の所に連れてって?』
ユ「…お姉ちゃ……」
『大丈夫、大丈夫…』
ギュッとユラン君の手を握って、男の子と女の子の方に向き直った
K「…魔法特殊能力者…連れていく…」
O「…………」
二人は武器を直して、私とユラン君を挟むように歩きだした
優「新川さん……」
勝「何で…こんな…ッ」
桜「行っちゃダメ…だよ……魅衣ちゃんが…」
『私は全然大丈夫!皆は、フーちゃんにその魔法を解いてもらって、ここから脱出してね。あと、弥一にいに説明宜しくねっ』
そう笑顔で言って、私は歩きだした
七「…魅衣の考えなんか私がお見通しなんだから!!絶対に私達が貴女を助けるんだからッ!!!待ってなさいよッッ!!!」
七里ちゃんの、叫び声にも似た声を聞きながら