ただ一人の魔法使い
厄「K-52C、O-37I、お前達は下がれ。」
K「……了解……」
O「…………」
厄名の命令で、二人は部屋を出て行った
厄「さて…お前が'ユラン君'と呼んでいる、その人形は…」
ユ「ぁ……ぁの…僕…」
不安、恐怖で
厄名を見るユラン君
『…ユラン君は私と居させて。一緒に居る事くらい許してよ。』
ギュッと繋いでいる手を握り直した
厄「……まぁ、いいだろう。」
そう言って、またパソコンに向き直った厄名
厄「魔法特殊能力を入れ物に移し替えるのは明日の朝だ。お前を助けようとする奴らが居るからな…作業は急がなくては。」
『…わかった。』
ユ「…………」
その後は、厄名に指定された部屋で寝た
その部屋は、最初に居た部屋と同じ様な、機会だらけ
『…………』
明日に…
全てが…
終わるのかな―――――――?