ただ一人の魔法使い
『…何で…そんな事…言うの?』
ユ「だって…!僕達の性で…魅衣お姉ちゃんが死んじゃうかも知れないんだよ!?」
『うん、死ぬかもしれない。けど、だからって'生まれてきちゃダメだった'って言っちゃダメ。』
ユ「でも!!」
『せっかく生まれてきた命なんだよ?やっぱり生きてるなら、人生楽しい方がね!絶対いいよっ』
ね?と、ユラン君に笑いかけた
ユ「……お姉ちゃん…は……」
『ん…?』
ユ「…魅衣お姉ちゃんは…強いね。」
『そうかな…』
ユ「今にも死にそうなのに、笑ってる。」
悲しそうに私を見るユラン君
…そりゃ、私だって怖いし…
今にも…泣きたい気持ち
だけど