ただ一人の魔法使い



『私、前に『まだ諦めたくない』って言った。』



ユ「……言った……」



『その言葉、今も変わってないよ。それに、厄名の仮説だって違ってるかもしれないんだし…』



厄名の仮説



魔法特殊能力は、能力摂取とかで
体から抜き出す毎に

その分、体内から

失くなっていく



『私ね…?魔法って、不死身なんだって思ってる。』



科学が一杯進んでる中で


魔法特殊能力者がまだ、生きてるんだ



例えそれが



生き残りの、たったの一人だとしても



『魔法は不死身!だから、大丈夫っ』



ユ「………ぅん……」



ユラン君は、俯きながらも頷いてくれた



…と、その時






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