ただ一人の魔法使い
『…でも、何でパートナーが二人居るの…?』
夜「……記憶を覗く能力か何かを使った方が速いと思う。」
水槽から目を外し、私の方に向き直った
その表情は、
寂しそうな、悲しそうな、
そんな表情
『……いいの?』
夜「この部屋は魔法特殊能力は使えるし、隠す事でもない…」
『………』
夜斗君の手が、私の手に当たった
『…………
《記憶連鎖》』
夜斗君の言葉に甘えて、記憶連鎖を使った
…夜斗君の記憶を見て知った
なんて…悲しくて、苦しい記憶を持っているんだろう……